特定技能(介護)の試験と合格率

こんにちは。株式会社ディーラボの吉岡です。
弊社は、外国人材の教育と紹介を行っており、毎月2回、外国人材を採用するに当たっての最新情報をお届けしています。今回のテーマは 「特定技能(介護)の試験と合格率」 です。
1.特定技能(介護)の試験とは
特定技能(介護)で就労するには、 介護技能評価試験 介護日本語評価試験 この2つに合格する必要があります。

さらに、日本語レベルの証明として、

国際交流基金日本語基礎テスト(JFT-Basic) または、

日本語能力試験(JLPT N4以上) に合格する必要があります。


本日は、海外で行われている介護技能評価試験(介護日本語評価試験も同じ日にセットで行われています)の状況を解説します。

お楽しみに!! 
2.海外での介護技能評価試験実施状況
2024年度は海外12か国で介護技能評価試験が行われました。12か国合計で39,355人が受験し、34,359人が合格しています。特にミャンマーとインドネシア、ネパールでの受験者数が多いです。合格率は国によってばらつきはありますが、平均すると87.3%となっています。
受験者数の多いミャンマー、インドネシア、ネパールを年度ごとに見てみました。コロナ以降、ミャンマーでの受験者数の伸びが著しい事がわかります。
3.日本国内での介護技能試験実施状況
これに対して、日本国内で行われている介護技能評価試験の実施状況を見てみましょう。2024年度の受験者数は8,434人、合格者は6,238人で、合格率は74.0%でした。年度ごとの受験者数の推移を見てみると、コロナ期に一気に増えた受験者が、その後徐々に減ってきています。これは、コロナで海外からの新規入国が制限されたため、日本に既に滞在していた留学生や技能実習生が特定技能介護への移行を強く希望しましたが、その後海外での試験実施が再開・拡大され、現地で試験に合格してから来日する流れが主流になってきたものと思われます。海外での介護技能評価試験の受験者数の多さは、その国での人気のバロメータでもあり、優秀な人材を見つけるためのひとつの目安になるでしょう。
弊社では、外国人介護人材のための日本語教育、特に「介護の日本語」教育に力を入れています。 弊社が、その制作にも協力した「介護の日本語教材」についてご紹介させていただきます。  
4.「はじめて学ぶ介護の日本語シリーズ」無料イベント開催のお知らせ
看護と介護の日本語教育研究会 主催 介護の日本語教材について語ろう 『はじめて学ぶ介護の日本語』シリーズの著者と使用者が語る 2025年9月11日(木)19:00~21:00 オンライン開催(参加無料)下記URLからお申し込みください。
https://www.kokuchpro.com/event/5ac6fc60118eb37fe4755bc9f62b4203/  
【概要】本イベントでは、「はじめて学ぶ介護の日本語」シリーズの3冊を紹介します。そして、3冊の教材がどのように連動し、外国人介護福祉職の自己実現・自立を支えるかについてお話をしたいと思います。外国人介護福祉職が「介護の日本語」を身に付けるということは、まず、ことば・表現の理解を土台にして、それを介護に関する知識の積み重ねや、利用者とのやりとりや声かけ、スタッフとの申し送りなど実際のやりとりを通して定着ができると私たちは考えています。この3冊の教材はそれぞれ独立して使用することもできますが、「ことば」→「専門知識」・「生活知識」・「コミュニケーション」を連動して使用することで、一つの学習項目を多角的に学ぶことができ、介護現場のイメージを具体的に持つことができます。これにより外国人介護福祉職の理解の深まりや定着につながり、実践力が育まれます。当日は授業構成例を交えながら教材活用の実際を紹介し、さらに使用経験のある先生方の実践報告もしていただきます。介護の入口に立った、まだ現場に入って間もない、もう少し基礎を固めたい、と考えている外国人介護福祉職への学習支援を一緒に考えませんか。  
弊社では、介護の日本語教育を実践しながら、その受講生を集めたスカウトサイトSmartScoutを運営しています。ミャンマー、インドネシア、ベトナム、タイなどの介護人材をSmartScoutを通してご紹介しています。 詳しくは、下記ボタンをクリックして、SmartScoutの詳細をご覧ください。新しいテキストブロックです。メッセージを入力してください。

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