外国人介護人材の定着について

1.特定技能外国人の離職状況
出入国在留管理庁の「技能実習制度及び特定技能制度の在り方に関する有識者会議(第3回)の資料によると、特定技能外国人の自己都合による離職状況は以下の通りです。
離職率をグラフで見てみると、介護分野の離職率はほかの職種に比べて低いことがわかります。但し、この数値は特定技能の制度開始から2022年11月末までの延べ人数で、まだコロナ禍の影響が残っていることに注意が必要です。2024年末時点では、2022年11月末に比べて、特定技能外国人数が2倍以上の28万人に増えており、介護職も3倍近くの44,000人に増えています。
2.外国人介護人材定着度調査
一方、介護施設側の調査で参考となる資料は公益社団法人全国老人福祉施設協議会の令和6年度「外国人介護人材定着度調査報告書」です。これによると、調査対象192施設で受け入れている外国人介護人材は1,177名で、過去5年間に離職した外国人介護人材は、336名で、単純に336÷1177で計算した離職率は約29%となりますが、1,177名は現時点の在籍者数、336名は過去5年の離職者の合計であることに注意が必要です。また、離職者数の制度別内訳を見ると、以下のようになっており、特定技能の離職者が最も多くなっています。在職する外国人介護人材の制度別内訳が示されていないため、全体像は把握しにくいのですが、制度の内容から考えても特定技能は離職者が多い傾向にあるのは理解できます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です