介護福祉士の国家試験について

1.介護福祉士国家試験の合格率
介護福祉士の国家試験は毎年1月下旬に筆記試験、3月上旬に実技試験が行われています。第1回から第36回(2024年実施)までの受験者数と合格者数をまとめたものが下の表です。
2017年から実務者研修の修了が要件に

2017年の試験から、実務者研修の修了が受験要件に加わり、実務者研修の費用負担や、時間的な制約の問題から、受験者数がほぼ半減してしまいました。合格率は上昇傾向

逆に合格率は2017年以降上昇傾向にあり、近年は80%以上の合格率となっています。
2.外国人の合格率
養成校卒業生も国家試験の合格が必須に

以前は専門学校などの介護福祉士養成校の卒業生は筆記試験免除などの優遇措置がありましたが、2017年からは養成校の卒業生も国家試験合格が必須となり、特に外国人にとっては介護福祉士になるためのハードルが高くなっています。

外国人の合格率

上の表は、日本人も外国人も合わせた数字ですが、外国人の合格率はどのようになっているのでしょうか?第36回(2024年実施)の結果を見てみると、

特定技能1号 受験者 1950人 合格者 751人 合格率 38.5%
技能実習   受験者   596人 合格者 280人 合格率 47.0%
EPA     受験者   521人 合格者 228人 合格率 43.8%

という結果になっており、合格率は40%前後と、全体の合格率の半分程度といったところです。

外国人に対する優遇措置

せっかく日本で介護の業務経験を積んだ外国人の半数以上が、日本語の壁にはばまれて、帰国を余儀なくされるというのは、お互いにとって非常に残念な状況といえます。
政府も、EPAの受験者に対しては試験時間の延長やルビ付きの問題用紙の提供などを行ったり、2027年度からは、すべての受験者(日本人も含む)に対して科目合格の制度を導入予定ですが、まだまだいろいろな措置を検討する必要があるのではないでしょうか。 

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