特定技能(外食業)の試験について
こんにちは。株式会社ディーラボの吉岡です。 |
弊社は、外国人材の教育と紹介を行っており、毎月2回、外国人材を採用するに当たっての最新情報をお届けしています。今回のテーマは 「特定技能(外食業)の試験と合格率」 です。 |
1.特定技能(外食業)の試験とは |
特定技能で就労するには、 日本語試験(JLPT N4合格または JFT-Basic A2レベル以上) 技能試験(特定技能1号技能測定試験) この2つに合格する必要があります。 |
2.海外での技能測定試験実施状況 |
2025年度は海外8か国で技能測定試験が行われています。8か国合計で11,518人が受験し、7,393人が合格しています。特にミャンマーとネパールでの受験者数が伸びているようです。合格率は国によってばらつきはありますが、平均すると64%となっています。 |
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3.国内での技能測定試験実施状況 |
これに対して、日本国内で行われている外食業の技能測定試験の状況を見てみましょう。以下は、現在公表されている2025年度・第1回 国内試験(5/19–6/5実施)の結果です。(第2回は9/14–10/1に実施され、合格発表は10月下旬予定です。)外食業【特定技能1号】 受験者数:7,630人/合格者数:4,946人(合格率 64.8%)。それほど多くはない印象です。どういった在留資格の外国人が受験しているかの具体的な統計資料はありませんが、「留学」「技能実習」(外食に関連しない職種)などが考えられます。一部の食品製造の技能実習生は2号を修了したら、試験免除で特定技能の外食に移行できるため、外食の特定技能への流入経路のひとつとして考えられます。今後どの流入経路の外国人をターゲットにするかは、悩ましいところですが、外国人の大きな目標が特定技能2号を早期に取得することだとすると、技能実習を経由するよりも海外で特定技能試験に合格した候補者を直接採用するのが、一番効率的でしょう。また、2025年の外食業【特定技能2号】試験の結果は以下の通りで、1号試験よりも合格率は低くなっています。 受験者数:1,062人/合格者数:510人(合格率 48.0%)。 海外で特定技能技能評価試験に合格した優秀な人材をいかにして見つけるか、また、特定技能2号の試験合格のための研修をいかに行うかが、今後の外国人材の採用、定着のカギになってくるでしょう。 |
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