ミャンマー国軍と民主派武装勢力との戦闘について

今日は、ミャンマー情勢について、選挙による新しい軍事政権が誕生したばかりですが、国軍と民主派武装勢力との戦闘について、簡単にまとめてみたいと思います。
 1.いつから始まったのか 

ミャンマーの対立には2つの「始まり」があります。
 長期的には:1948年(独立直後)
 Myanmar は独立後すぐ、少数民族(カレン、カチン、シャンなど)が自治を要求し中央政府との武力衝突が始まりました。つまり、民族紛争は70年以上続いている状態です。

現在の大規模内戦の直接の始まり:2021年2月1日 軍(Tatmadaw)がクーデターを起こし、
民主的に選ばれていた政権(Aung San Suu Kyi側)を倒しました。これに対し、全国的な抗議デモに対して軍による弾圧が始まり、市民が武装化し、本格的な全国内戦に発展しました。
 
2.今の勢力図

かなりざっくり分けると3勢力です。

A. 軍事政権(国軍 / Tatmadaw) トップ:Min Aung Hlaing特徴:首都ネピドーを支配。空軍・重火器・国家機構を持つ大都市の一部を維持強み:航空戦力、砲兵、制度支配弱み:地方統治がかなり弱体化 2026年は徴兵強化で一部反攻しています。

B. 民主派(NUG + PDF) NUG(国民統一政府)
クーデターで追放された民主派が作った「亡命政府」的組織。その武装部門がPDF(人民防衛隊)。特徴:若い世代の支持が強い。都市出身の反軍市民も参加。ただし、地域ごとに統制が弱く、装備不足もあります。

C. 少数民族武装組織(EAOs) 
例:
カレン系
カチン系
チン系
アラカン軍(AA)
タアン民族解放軍(TNLA)この勢力がかなり重要です。民主派と協力する場合もあれば、独自路線のこともあります。

3.現在どちらが優勢か(2026時点) 

これはかなり微妙です。2023〜2024民主派・少数民族連合が大きく前進、軍がかなり押されました。
2025〜2026軍が強制徴兵を始め、かなり巻き返してきたという状況です。 

4.戦闘の激しさは?

2021年クーデター以降の推計では、9万〜9.6万人超死亡(戦闘員・民間人含む推計) これは東南アジアではかなり深刻な水準です。  国内避難民(IDP) これは戦闘の激しさをかなりよく示します。2026時点で約360万〜380万人が国内避難クーデター前は約30万人規模だったので、10倍以上に増加しています。 これはかなり異常な増え方です。 
空爆件数(軍の攻勢強度) 2026年1月だけで全国232回の空爆があり、少なくとも171人死亡  戦闘の激しい地域をchatGPTに色分けして作成してもらいました。若干位置関係がおかしい部分もありますが、なんとなくイメージしてください!  
最近ではタチレクというタイ国境の街からバンコク経由で日本に来るミャンマー人も増えているようです。 みんな大変な思いをして日本にやってきてるので私たちも全力で応援していきたいと思います!!

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